About Colorectal Cancer
大腸がんについて

早期の大腸がんであれば、治療による生存率が高くなります。
早期発見のためにも、定期的な検査を心がけましょう。

◎大腸がんは女性のがん死亡原因の1位です。

日本では、二人に一人、年間100万人を超す人が、がんになっています。その中で、高齢化や食生活の変化などによって、大腸がんを罹患する人はこの40年で約7倍に増えています。(国立がん研究センターの報告)
大腸がんは進行するまでほとんど自覚症状がありません。 ただ現在では、早期の大腸がんは95%が治ると言われています。 したがって、定期的な検診が最も有効な治療と言えます。

◎大腸の検査はどんなものがあるのでしょう。

便潜血検査

便に付着している微量の血液を見つけるための検査です。 便潜血反応検査は大腸がん検診のためによく行われていますが、大腸がん以外でも出血を伴う大腸腺腫、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患では陽性になります。 簡便な検査なので最初に施行します。ただし、病気であっても出血を伴わないこともあり、症状があれば次のステップの検査をお勧めします。

注腸検査

レントゲン撮影をしながら腸の構造を陰影で確認し、病変を見つける検査です。まず肛門から数cm管を入れて、そこからバリウムを流します。 体位を変えることで、バリウムを盲腸まで流しこみ、その後空気を入れて腸管を膨らませ、レントゲン撮影します。大腸の炎症なども診断可能です。

内視鏡検査

小さなカメラを内蔵した直径15mm程度の内視鏡を使い、他の検査方法では困難な大腸の色調の変化などを直接詳しく観察できます。 内視鏡のカメラで粘膜面の変化が鮮明に見えるので、小さなポリープも描出可能です。ポリープやがんだけでなく、大腸の炎症なども診断ができます。 検査の際にポリープを切除することもあります。

◎内視鏡は進化しています

当院では、NBIと高倍率拡大機能を搭載した最新の内視鏡検査機器を導入。高画質化に加え、170度の広い視野角を実現しています。 より広範囲の観察ができるので、粘膜に隠れた病変部も発見できます。 また、操作性向上を目指した、最先端の機能(高伝達挿入部・硬度可変機能)も搭載しています。 これらの機能により、検査時間も短縮され、患者さまの負担も大幅に減りました。

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◎大腸がん検診の流れ


◎大腸内視鏡を受けられる方へ

※抗凝固剤を服用の方は申し出てください。

検査の前日から食事は消化の悪いもの(繊維が多い、種が多いなど)を控えるなど注意が必要です。 食事の内容や絶食については予約時に詳しく説明します。当日は朝から絶食ですが、水分はとって頂いて構いません。

前日夜にお渡しした下剤を飲んでいただきます。当日は1Lまたは1.8L(薬の種類により異なります)の大腸を洗浄する水を飲んでいただき、お腹の中を空にします。(クリニックで飲んでいただきます)

便がきれいになったら、検査室へ移動し、検査着に着替えて頂きます。

腸の動きを抑える薬を肩に注射したら、検査室のベッドに横になり、体の緊張をとる鎮静剤を注射します。

ベッドの上では左側を下にして膝を抱えるように丸くなって頂きます。

検査中、横向きから仰向きになっていただく場合もあります。担当医の指示に従ってください。

検査が終わった後は、鎮静剤の影響で眠気、ふらつきなどが現れる場合がありますので、2時間程度お休みいただきます。その後、結果説明があります。(組織検査をした場合、外部委託のため10日後位に結果判明します。)

検査当日はお車の運転は控えてください。また、検査でポリープを切除した方は出血予防のため検査後1週間は、飲酒、運動、旅行、出張をお控えください。

◎大腸内視鏡検査中の処置

検査中に処置を行う場合がありますが、行う前に声がけをしますのでリラックスして受けてください。

投げなわ状の処置具をかけます 処置具で根元をしばり高周波電流で切除します 病変を回収し、病理検査します

画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

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