◎急性胃腸炎
吐いたり、下痢をしたりする急性胃腸炎は、ウィルス(おなかにくる風邪)や細菌(食中毒)によって起こります。
吐いたり、下痢をするという状態は、胃腸に大変な負担がかかっている状態ですので、
まずは、安静が一番です。
胃腸の安静とは絶食をする事です!
絶食する事で、胃腸は働かずにすみ、休めることで回復を助けます。
食事を摂らなくて大丈夫?
現代人の栄養状態は、とても良好!1~2日食べなくても何の問題もありません。
ただし!水分だけは、こまめに摂りましょう。
吐いたり、下痢をすることで、身体の水分が失われています。
お茶・お水・スポーツドリンクなどを少しずつ摂りましょう。
![]() |
注意
|
症状が落ち着いてくれば・・・
まずは、スープやおもゆなどから始め、徐々にお粥、米飯へと戻します。
食べて再び症状が出るようなら、もう少し絶食が必要です。
◎感染性胃腸炎
感染性胃腸炎を広げないようにするには・・・
感染すると、ウィルスは1週間程度ふん便や吐物とともに排出されます。感染力が非常に強く、 ウィルスの付着した手で触れた物に他の人が触れることで容易に感染します。
ご本人が注意すること
![]() |
手洗い(石けんを用いて30秒のこすり洗い)を励行し、タオルは専用にして下さい。 |
![]() |
お風呂では、湯船にはつからずシャワーだけにして下さい。出る時は、床や椅子等をシャワーで流し、使ったタオル類は、消毒します。 |
ご家族(お子さんや高齢の方)が感染したら・・
![]() |
![]() |
同じ |
|
![]() |
おう吐物・ふん便の処理をする時は、自宅に手袋とマスク・エプロン等があれば着用し触れないようにします。 |
||
![]() |
汚物が付着した床やその周囲は、消毒液(下図①)を用いて拭いてください。
手袋を使った場合は、付着物が飛び散らないように裏返して外し、ビニール袋に入れて処分して下さい。 |
||
![]() |
汚物が衣類についてしまったら
|
![]() |
|
![]() |
食器類も同様に熱湯消毒(85度で1分間以上煮沸)または、消毒液(下図②)で消毒して下さい。 |
消毒液の作り方
家庭にあるキッチンハイターなど塩素系漂白剤を用います。
![]() |
0.1%消毒液(吐物・ふん便処理用) ![]() |
![]() |
0.02%消毒液(衣類・食器類消毒用) ![]() ※30~60分浸す。 |